返済のため正社員から風俗へ
これもテレビで取り上げられた例です(報道ステーション)。母子家庭で育ったミサトさん。母親は統合失調症で働けず、一家4人生活保護を受けていました。「貧困から抜け出すには、大学を出て就職するしかない」。成績優秀だったミサトさんは、奨学金を借り、志望大学へ進み、そして就職。
「大学を出れば、人並みの未来が開けるはず」と思っていたにも関わらず、待っていてのは厳しい現実でした。正社員ではありましたが、手取りは14万円。週6日働いて休みは1日だけ。返済をしのぐために消費者金融にも手を出し、オーバーワークと返済への重圧に追い詰められる日々。
やがてせっかく就職できた会社を退職。それは少しでも高い収入を求めての依頼退職で、彼女が向かった先は性風俗産業でした。

ここで私の話です
私も大学生の時に奨学金を借りました。額は約300万円。しかし私の場合、奨学金だけで終わりませんでした。在学中に仕事の武器になる資格を得たいと、IT関連の講座を受講し、これに利用したのが、銀行のカードローンでした。
資格は得たものの、正社員としての就職がままならず、手元には400万円超の借金。普通のアルバイトでは追いつかず、水商売でも働き出したところで、この仕事を知りました。多い時で、ひと月約70万円の収入。しかも、家で、空いた時間でできる仕事です。